中国の中には中国らしさからは少しかけ離れているけれど、どこか異国の文化が混じったような不思議な町がいくつもあります。
代表的なところでは敦煌や内蒙古などです。
そして今回紹介する大連もそのひとつです。
大連は中国東北地方の遼寧省南部に位置する地級市です。
地級市は地区クラスの小さな市であることを示していますが、大連は経済的に発達しており、地区クラスより上の省クラス並の自主権を持っています。
そんな大連の一番の特徴はロシア風の建物と異国情緒だといわれています。
大連はかつて帝政ロシアの租借地、そしてその後は一時日本の植民地でもありました。
そのため日本人住宅が残っている地域もあります。
また、作家の遠藤周作や映画監督の山田洋次は大連出身の有名人です。
日本、ロシア、中国、この3つの文化が複雑に交じり合った町が大連といえるかもしれません。
大連は緯度が日本の仙台市とほぼ同じであり、涼しいという印象を受ける人も少なくないのではないかと思います。
旅行の際には夏でも羽織るものを1枚持っていくとよいかもしれません。
大連の観光地として有名なものは中山広場、友好広場です。
中山広場は大連を代表するロータリーで、この中山広場を取り囲むようにしてホテルや銀行が立ち並んでいます。
上空から見ると絵画のようにきれいな場所です。
友好広場は中山広場の西隣にあり、老舗映画館などが営業しています。
この他にも大連にはたくさんのロータリーがありますが、これは帝政ロシア時代にパリの町並みをモデルとしたからのようです。
また、市街を一望できる大連テレビ塔や人民広場なども一見の価値があるかと思います。
西の旅順地区は日露戦争の激戦地として有名です。
旅順では夏の間、海水浴を楽しむことも出来ます。
大連に行くには旅客列車の他、飛行機や船など様々な行きかたがあります。
大連市内は市内路線バスと路面電車、タクシーなどで移動することができます。
北京までは長距離バスも走っています。
色々な文化が交じり合った町、大連に足を運んでみませんか。
